2010年3月30日火曜日

ALTERA Cyclone IV GX スタータ開発キット

ALTERA Cyclone IV GX スタータ開発キット発売のメールが本日(3/30)届きました。
早速、Digi-Keyでチェックすると、544-2569-ND(DK-START-4CGX15N) 39,540円で購入可能のようです。在庫0なので納期は少々かかるかもしれません。

今回の内容が以下のとおり。
(ユーザーガイド等のドキュメントが、まだ見れないので正確な情報では有りません。私自身の思い込みかもしれません!)
 1.主要デバイス
  ・Cyclone IV GX EP4CGX15BF14C8N FPGA
  ・PCI-SIG 準拠の PCI Express ハード IP
 2.コンフィギュレーション・ステータスとセットアップ要素
  ・フラッシュ・メモリよりのパッシブ・シリアル(PS)コンフィギュレーションを実現するMAX® II CPLD (EPM2210)のシステム・コントローラ
  ・FPGA コンフィギュレーション用エンベデッドオンボードUSB-Blaster™ 回路
  ・外部 USB-Blaster 用JTAGヘッダ
  ・アルテラ EPCS シリアル・コンフィギュレーション・デバイス
 3.クロック
  ・FPGA のクロック: 50 MHz、125 MHz および SMA コネクタよるクロック入力
  ・その他のオンボード・クロック・オシレータ: 6 MHz、24 MHz、25 MHz
 4.汎用ユーザ入力/出力
  ・LED
  ・2行の文字表示用 LCD ディスプレイ
  プッシュ・ボタン・スイッチと DIP スイッチ
 5.メモリ・デバイス
  ・16 Mバイトのフラッシュ・メモリ
  ・2 Mバイトのシンクロナス SRAM
 6.コンポーネントおよびインタフェース
  ・PCI Expressエッジ・コネクタ
  ・RJ-45コネクタ付き10/100/1000BASE-TイーサネットPHY、または SMA コネクタへのトランシーバ1 つ (ボードの小規模な変更が必要)
 7.デザイン例
  ・Nios® II プロセッサ・ウェブ・サーバーとリモート・システム・アップデートを搭載したボード・アップデート・ポータル
  ・◦ボード・テスト・システム

  ((ALTERA HPより抜粋))


以前から、Nios® IIを試したいと思い、Cyclone IV のスタータ開発キットの発売を待っていたのですが。
 ・CyclonIVがEP4CGX15BF14C8N
 ・HSMCのコネクタが無い(GPIO用のコネクタが裏面に隠れているといいのですが。)
この2点で購入に躊躇
 ・デザイン例 Nios® II プロセッサ・ウェブ・サーバーと...
この点で、少々魅力(デザイン例ソースが入手できれば。。)

いずれ公開される、ドキュメントを待って、購入を判断したいと思います。

2010年3月12日金曜日

CQ出版 Interface誌 Sh2a 付録基板??


ネットでルネサステクノロジSH-2Aを調べているうちにエレキジャック・フォーラム(4/24開催)のHPにたどりつきました。
このHPの
「プロの技」トーク・ショーで
T-9  Interface 2010年6月号付属SH-2Aボードの製作事例(仮) があり、そこに付録SH2Aの基板の写真が掲載されています。
その写真から、搭載SH-2Aはどうも、R5S72623W144FPU らしいです。


概要抜粋(Renesas HPより)

 動作周波数
  144MHz
 CPU性能
  345MIPS(144MHz)
 キャッシュ
  16Kバイト(命令8K/ データ8K分離、 4ウェイセットアソシアティブ方式)
 デバッグ
  H-UDI, AUD-Ⅱ
 パッケージ
  176ピンQFP(24mm×24mm)(0.5mmピッチ)
 そのほか
 1Mバイト大容量SRAMの内蔵により、外付けRAMなしでのシステム構成を実現
 ビデオ入力機能付きディスプレイコントローラにより、映像処理が可能
 NANDフラッシュメモリ、シリアルフラッシュメモリ等との接続及びそれらからのブートが可能


当面、昨年のLPC2388で遊ぶつもりでしたが、こちらに切り替えようと言う誘惑に駆られます。
付録基板が出るたびに、毎年、マイコンを切り替えてしまう、その切り替えに3,4ヶ月かかってしまうという言うジレンマ、、、実に悩ましいことです。


付録基板にフラッシュメモリ、水晶発信器が搭載済みであることを願います。
(願わくば、秋葉原(秋月、千石)で普通に購入できることを希望します。)
(高額な、パーツセットのみの販売だと、キツイと思います。)

2010年3月9日火曜日

空気清浄機のホコリセンサーをイジッテみました。


花粉症に悩まされる季節になりました。部屋には壊れた空気清浄機があり、モータ等の部品取り用に捨てずに置いてあります。
 購入時、絶大の期待を持っていたのですが、実際には、それほどの効果はありませんでした。3年で、円筒形のファンの軸受けが破損、あっけなく、使い物にならなくなりました。
 そんな、空気清浄機から、ホコリセンサーを取り出し。花粉モニターが出来ないかと思い。色々試してみました。

1.ホコリセンサを調べる。
 空気清浄機に電源を入れ、センサの端子(3ピン)をの電圧を調べる。テスターを適当に当てる。Pin1とPin2で最大電圧。Pin2とPin3で最小電圧。
 ==> Pin1 電源12V (Vdd) 
     Pin2 グランド  (Vss)
     Pin3 電圧出力  (Vout)
2.ホコリセンサ出力電圧調整回路
  出力電圧が最大で5V程度であった(現時点での実測値)。しかし電源電圧の出力も考慮し、電圧の調整回路を組みました。素人の考えですが、抵抗値が高い可変抵抗を使うことで、センサの出力電圧降下を最小にする。抵抗の分圧を有効にするために、オペアンプで、ボルテージフォロア回路を構成
(ADCの内部抵抗が40KΩ(LPC2388 Product data sheet)なので 10KΩ程度の可変抵抗のみでも)
    可変抵抗 100KΩ
    オペアンプ Vdd(Vs) 2.7~(3.3)~5.5V (不意の高電圧に備え?)

  *色々やっているうちに、LPC2388のADCに12Vを流してしまい、「チッ」と言う音とともにLPC2388はクラッシュ。以前使用していたLPC2388(DAC不調)を現役復帰。
 
3.LPC2388 1CHオシロスコープの改修
 長時間の測定に備えるため、測定値をPCに送信する機能を追加しました。
  液晶の表示のタイミング(1024サンプリング)で、サンプルデータの平均をとり、UART0でPCにデータを送信。

4.PCアプリケーションの作成。
 1)Microsoft Visual C++ 2008 Express Edition
 2)シリアルポートのイベント(DataReceived)処理で、LPC2388から送信されたデータと受信時刻を蓄積する。
 3)グラフ表示は、パネル(System::Windows::Forms::Panel)に行う。

※グラフ表示が跳ね上がったところ、食事の支度(野菜炒め)をした結果。

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VC++テクニカルメモ 
(一部 ソースコードのカットアンドペーストで表示出来ない部分があります。)
1.実行時エラー
 1)メッセージ
    有効ではないスレッド間の操作: コントロールが作成されたスレッド以外のスレッドからコントロール '***' がアクセスされました。
 2)内容
  どうもシリアルポートのイベント処理はボタン、タイマ等のイベント処理とは異なり、イベント発生時に立ち上げられたスレッドで実行されるようです。つまり、Form上の各コントロール(オブジェクト)を管理しているスレッドと異なるため、シリアルポートのイベント処理で、Form上の各コントロールを操作することは安全でないと判断されているようです。
 3)対処
  ・Invoke等の関数でスレッド セーフな呼び出しを行うそうですが、今一つ不調
  で、応急的対処を行った。
  ・Formのコンストラクタに以下のコードを追加。
this->CheckForIllegalCrossThreadCalls = false;
   (前述のスレッドチェック機能をOFFにするようです。)

2.グラフ描画
 1)グラフィックの宣言
   System::Drawing::Graphics^ GrpChart; ポインタで宣言
 2)グラフィックの初期化
   Formにパネル( pnlChart )を置き、このパネルにグラフィックを生成する。
     this->GrpChart = this->pnlChart->CreateGraphics();
 3)Drawツールの宣言
  ・ペン
     System::Drawing::Pen^ PenChart;
  ・ブラシ
     System::Drawing::SolidBrush^ BrsChart;
  ・フォント
     System::Drawing::Font^ FntChartItem;
 4)Drawツールの初期化
  ・ペン
     this->PenChart = gcnew System::Drawing::Pen( System::Drawing::Color::Black,1.0f );
  ・ブラシ
     this->BrsChart = gcnew System::Drawing::SolidBrush( System::Drawing::Color::Black);
  ・フォント
     this->FntChartItem = gcnew System::Drawing::Font("MSゴシック",10.0);
 5)グラフィック描画
  ・ライン
     Point point1 = Point(50,50);
     Point point2 = Point(200,100);
     this->GrpChart->DrawLine( this->PenChart, point1, point2 );
  ・文字(String)
     this->GrpChart->DrawString("Draw String",this->FntChartItem,this->BrsChart,10.0,10.0);
※久々にグラフィック表示のWinアプリを作成しようとして、少々戸惑ったのでここにメモります。

※CQ出版2010年6月号が付録基板SH-2Aで、期待しています。このマイコン(型番)限定でコードサイズ制限なし、期間限定無しのHewが添付されることを密かに期待しています。
 また、RAM1Mバイト等の予告情報より、SH7262/SH7264あたりが搭載されるのでしょうか?
NECエレクトロニクス、ルネサステクノロジ統合記念の大盤振る舞いを期待します。