2010年12月3日金曜日

ET2010散歩


今年も12/1から開かれた、パシフィコ横浜で開かれている。Embedded Technology 2010に行ってきました。
過去のETでは、より高性能なマイコンに興味が向かっていたのですが、最近、8ビット、16ビットの小さなマイコン(SHやARMなどに比べ)を使っているせいか、自然とローエンドのマイコンが目に留まりました。

以下に訪れたブースの内容を記します。

◎アーム
◎STマイクロエレクトロニクス
 STM8Lの説明を受けた。さらに「STM8L-Discovery」をいただきました。
◎富士通セミコンダクター
◎横川ディジタルコンピュータ
 昨年の横川ブースとは一変、計測器の展示は無かった。
◎アジレントテクノロジー
 ローエンドのオシロスコープを見る。多彩な機能を見る。
◎インテル
 ・・・・
◎NEC
 ・年齢判断システムで、若干老けて判定され、少々ガックリ。。。10歳区切りで判定されるので、49歳の私が50~59歳と判定されると。。。
 ・C言語によるFPGAの開発環境が紹介
◎マイクロソフト
 ほかの多くのブースで、.NET Micro Framework による開発が扱われていました。マイクロソフトのブースでこのことにあまりふれられていないようでした。
◎NXPセミコンダクター
 今回、最も興味を覚えたブースです。開発環境「mbed」のデモは特にクラウド利用の、組込み開発の新しい形を提案しているようです。
 Internet Explorerで mbed のWebサイトにアクセスし、提供されるアプレットでコンパイル・リンクを行い。作成されたバイナリファイルをダウンロードし。
 このファイルをPCでUSBメモリと認識される「mbed NXP LPC1768」等に移すだけで、プログラムの書き込みが出来てしまいます。
 PC側に開発環境を整える必要がなく。開発環境のアップデート等のメンテナンスも不要です。
 サンプルプログラムにはHTTPサーバーやTwitterに直接書き込むプログラムもあり、NXPのサポートも充実しているようです。
 ・開発のプログラムソース群はmbedで保有されます。
  (ローカルでプログラムソースを管理しようとすると、結構面倒なことになりそうです。)
 ・常に現行バージョンのコンパイラ・リンカーでバイナリ(プログラム)が作成されます。
  (コンパイラのバージョンアップ等で、プログラムソースのビルドが通らなくなる可能性があるのでは。。)
◎ザイリンクス
 RCカー(?)搭載の4方向カメラの画像で上空からの映像を合成して、駐車場の枠を表示したデモが行われていました。
 PALTEKブースで同社のWebサイトで技術資料が公開されていて、FPGAの開発に役立つとのこと、私のような個人でも利用できるそうです。
◎タタ・エレクシー・リミッテッド
 エンジニアリングの一般論を語り合いました。インド企業の自信を感じさせられました。
◎東芝
 車載用のマイコンCoretex-M3、通常のタイマとはべつに独立したPWMのユニットが用意されている、車載用に特化されたマイコンを実感。
◎THOHOKUものづくりコリドー
◎日本アルテラ
 20数年運用されている、MS-DOSやCPM上に構築されたシステムの維持に、FPGAで代替機のハードウエアを組み上げる事例が紹介されていました。
 今までこのようなケースは、PC上に Virtual Machine を組み上げ対応するものと思っていました。この際問題になるのは周辺機器とのIFが実現できないことですが。
 FPGAを使えばこれらのIFも実現できそうです。
◎日本テキサス・インスツルメンツ
 今回 MSP430 Value Line LaunchPad Dev. を目当てにブースを訪れました。そこでいくつかの質問をしました。
 ・同包の注意書きの 電波法による使用制限について。
  ==>単なるミスプリント、RFデバイス製品の注意書きと混同したそうで 今後この注意書きはなくなるそうです。
 ・Value Line以外のMSP430の対応は?
  ==>JTAG系のピンアサインを変えて配線すれば使用可能
  ==>LaunchPadのJTAGによるプログラミングはSpy-Bi-Wireという二線式を使っているそうです。
     Spy-Bi-Wireは SBWTCK(TEST)というクロック信号とSBWTDIO(RST)というInput/Output信号で構成
     したがって、MSP430のうちLaunchPadでプログラムの書き込みが出来るのは MSP430G2xx バリューシリーズ と MSP430F5xx シリーズに限られそうです。
 ・デモプログラム(温度表示)について。
  PCとのシリアル通信はどのように行っているのか質問したが、いまひとつ理解できなかった。
  LaunchPad では MSP430G2231 の P1.1にTXD P1.2にRXDが割り当てられているように思うが、MSP430G2231にはUARTの機能が無いはず、なぜ、プログラムダウンロード用やシリアル通信用に P1.1、P1.2がつかわれているのか不明。
  ==>プログラムのダウンロードにはTXD、RXDは使われていないとのこと(前述のSpy-Bi-Wire方式)
  ==>デモプログラムはソフトUARTを使ってP1.1をTXD P1.2をRXDして使用してPCとのシリアル通信を実現しているそうです。
◎パナソニック
 3Dの展示がありました。
◎ルネサスエレクトロニクス
 NECエレクトロニクスとの経営統合で期待していたのですが、肩透かしを食った感がありました。例年楽しみしていた78Kのミニ実習コーナーが無く少々がっかり。



NXPセミコンダクターブースのmbedのデモで、キューブ(立方体)状にLEDを組み上げ、多彩な表現を実現したものがありました。思わず見入ってしまいました。
自分なりに考えると、XYZ毎に4本のIOを割り当て(汎用ポートの12ビットを使用)、各LEDはXYZ該当ビットのANDをとり点滅させているのでしょうか。
私が作るとすると大量のロジックICを使うか、FPGAを使うか結構大掛かりなものになってしまいそうです。