2012年4月26日木曜日

Interface誌 付属FM3基板 追加部品について


 先日(4月23日)、定期購読のInterface誌 2012年6月号が届きました、早速、付属基板を開封、眺めてみると、未実装のパターンが目につきました、
 追加部品が必要??、今年は、追加部品を購入しなければいけないのかと、少々落胆しながら、本誌の関連記事をチェックしました。



気になった追加部品   インダクタ(L1 2.2μH)、水晶発振子(X2 4MHz)、リセットIC(IC4) 

これらの部品は、本誌の記事で必須でないことが解りました。


  インダクタ(L1): 300mAを超える電流が必要な場合必要 とりあえず不要

    FM3基板は、電源回路にDC-DCコンバータ(MB39C022G)を使用しています。このDC-DCコンバータ、本来のDC-DCコンバータのほか、LDOレギュレータを搭載しています。FM3基板はLDOレギュレータの機能を使っています。300mAを超える電流が必要な場合、DC-DCコンバータの機能に切り替える必要があり、インダクタ(L1)が必要になります。


  水晶発振子(X2)  とりあえず不要

    FM3基板上にすでにシリコン発振器(X1 外部クロック)があります。本誌の記事で最近のシリコン発振器は通常使うのに充分の精度があるとのこと。


  IC(IC4) リセットIC とりあえず不要


    FM3のINITX 端子に接続 リセットICのLow出力でFM3はリセットされます。リセットICは電源が安定するまでLowを出力します。複数のマイコンを組み合わせた場合など、リセットのタイミングを揃える必要がある場合に必要になります。


その他

  本誌、コネクタ・ピン配置 CN1-20のGPIO P20 は P90では??
  
  CN1~3への引き出しについて、GPIOのまとまりが若干悪いように思います。
    8ビット纏まって使えそうなポートは P7、PB、で P1、PC等は使い勝手が悪そう。
    FM3自体のピン配置自体の制約を受けるので仕方が無いように思います。
    万人受けのよい配置は至難の業と言うことでしょう。

 過去の付属SH2A基板のように、使い慣れるほど、使い勝手のよい基板になることを期待。